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小百合の場合(小説)その37

最初から読む→第一章「小百合の場合その1」

途中から読む→第二章「小百合の場合その11」

途中から読む→第三章「小百合の場合その22」

途中から読む→第四章「小百合の場合その30」

私、決めたの。
今度は私が旦那を幸せにする番。

そう決断した私の心はみるみる晴れて、春色に染まっていく。

とりあえず離婚の話しなんて終わらせよう。
彼の手を引いて外に出よう。

 私
 「ねぇ、今から少し散歩でも行かない」
 「離婚の話しなんて何時でもできるし」

急変した私に驚いた表情の旦那。
彼の手を引きお会計を終わらせて外へ。
外は爽やかな晴れ。

思い出すなぁ・・
昔付き合い始めはここから手をつないで散歩して・・
そして近くの河原にある公園でまったりして。

少し恥ずかしいけど昔を思い出して旦那の手を握る。
彼の表情は嬉しそうだけど、まだ驚きは隠せていない。

 私
 「覚えてる?」
 「昔よくこうやって二人で散歩して」
 「そして公園でまったりして」

旦那の表情が驚きから期待感に変わってきた。
嬉しそう。

 私
 「思い出した」
 「まったりして、夕暮れになった頃」
 「貴方が私に言ったのよね」
 「少し休んでいかないって」(^∇^)

懐かしく恥ずかしい思い出。
昔、その後彼にてを引かれて近くのラブホにinして。
そして部屋のドアを閉めたら貴方に抱き寄せられて。

 私
 「愛してます、大好きですって言ってくれて凄く嬉しかったよ」♡

ああ・・
そして貴方と初めてエッチしちゃって・・
彼を抱き締めながら
 「今日の事は絶対に忘れない」
 「貴方も忘れちゃ嫌よ」
って、私から言ったんだよ。
恥ずかしい(*ノωノ)

ノスタルジーに浸りながら歩く散歩道。
昔の様に河原の公園に行って、まったりしようか?
でもそんな年じゃないし。
私の目的は一つ。
その後のラブホにもう一度。

旦那の手を引き進行方向転換。
近ずくラブホの看板に旦那は驚き、手を強く握り返してきて。
私も彼の目を見て、手を強く握り返す。

久しぶり二人でイチャイチャして部屋に入った。

こんなとこ結婚して旦那と来てなかったなぁ・・
旦那とは家で定期的に、当たり前の様に普通のSEXしてた。
別に理由なく、夫婦の関係はこんなもんって私が決めて。

そっか・・

SEXの回数も場所も方法も、全部私が決めてたんだよね。
私が完璧主義だからそれ以外受け入れなかったのよね。
全部私に合わせてもらってたんだ。
今更ながら気が付く。

もしかして彼の浮気は私が原因?
私の完璧主義が彼を押し込めてしまったのかな?
でも今から違うよ。

そう。
私が此処に旦那を連れてきた理由。
私もだいぶ浮気して、汚れた体になっちゃったの。
こんな私でも愛してくれる?

 私
 「貴方が本当の事言ってくれたから、私も本当の事言うね」
 「貴方の浮気動画を見た後、私もどうでもよくなって」
 「いっぱい浮気しちゃったの」
 「凄くいっぱい・・」
 「そして今は変態さんになっちゃった」
 「こんな私でも愛してくれる?」

言わないで良い告白。
でも自分に正直になりたい。
彼が受け入れてくれるなら、私も頑張る。

私の目尻に水滴が一粒流れる。

 旦那
 「ありがとう」
 「僕の為に真実を告白してくれたんだね」
 「愛してるよ」
 「僕の愛は変わらない、愛してる」

答えは分かっていたけど、改めて言ってもらえて嬉しい。
幸せ。

彼の首に抱き着いて熱いキスを交わす。
昔の付き合い始めた頃の様に・・
何度も何度も味わうような深いキス。

お互いの体の力が抜けて、二人でベットに倒れこむ。
何時もの様に旦那がリードして服を脱がせようとして来て。
私は彼の手を制止。
びっくりしてる彼の顔。

 私
 「今日は私がリードしてあげるね」
 「新しい私」
 「嫌いにならないでね」

彼の上着をはぎ取り、彼の乳首を嘗め回す。
彼の感じている事を確認したら、ズボンの上からおチンチンを優しくマッサージ。
久しぶりSEXなんだろうな。
もう完全にガチガチになってる。
これじゃ苦しいかもね。

 私
 「もう大きくなってる」
 「嬉しい♥」(〃▽〃)

彼のズボンも剥ぎ取り、優しく彼のおチンチンを口に含む。
これまでならフェラは私の気が乗った時だけ。
私が主導して彼にしてあげる事は無かった。
全て受け身だった。
でも今日は違う。

新しい私。
変態かもしれない私を見せる。
受け入れて欲しい。
もう一度愛して欲しい。

優しくちゅぱちゅぱと舐めてあげる。
彼もどんどん感じておチンチンがビクビク。
たまたまもキュンキュンいってる。
もうイキそうなのね。
いいわ。
最初は私の口の中に頂戴。

 私
 「いいわ・・出して」
 「このままお口の中に出して」

普段とは違う私の行動に彼は驚きながら、しかし感度は上がり続けて、ついに私の口の中に大量の精子を放出。
ドクンッドクンッ・・
出てる・・
凄く多い・・

全部で終わった事を確認したら、おチンチンから口を離して遠慮なく精子を飲み干す。
ゴクリッ・・

彼の顔がびっくりしてる。
今まで飲んであげた事もなかったもんね。
驚くよね。

そして間を開けずにおチンチンをお掃除フェラ。
一度イッたおチンチンは敏感になって、私の吸い付きに腰をうねらせ反応してる。
「うおおおお・・良い・・」
感じてくれてる事が凄く嬉しい。

でもただのお掃除フェラでは終わらないわ。
もう一度立たせてあげる。
強制的に♥

亀頭を咥え、茎をしごき、そして空いた手で彼のお尻をまさぐる。
そう・・
アナル性感。
ミュウちゃん宅で彼女に徹底的に仕込まれた技。
男の人にも効くの。
指先を唾で濡らして・・
最初は入り口をクチュクチュ・・っと
入り口が柔らかくなってきたらゆっくりと挿入して・・
指が奥まで入ったら、ゆっくり屈伸運動。
直腸で指がクチュクチュと動く感覚を感じると声が漏れるの・・

「うおおおぉぉぉぉ・・」

凄く感じてくれてる。
嬉しい。
おチンチンもまた大きくなってきた。
SEXって受け止めるよりも、感じさせてあげる方が楽しい。
もう一回イッていいよ。
私の口の中に何度でも♥

でも彼に反撃されてしまう。
起き上がった彼は私を襲うかの様に押し倒し、荒々しい息で私の服を剥ぎ取り全身を舐め回しはじめる。
私もこらえていた性欲が一気に噴き出して、その後は二人獣の様に愛し合った。

今までやった事ない体位やプレイ。
彼とは初めて経験する。
新鮮で嬉しい。
感じてしまう。
何度も何度も絶頂を味わう事ができた。

ひとしきりのSEXが終わり、旦那の胸に頭を預けて・・
もう一度確認してみる。

 私
 「私、変態になったでしょ」
 「こんな私でも愛してくれる?」

彼は身を返して私を強く抱きしめて。

 旦那
 「もちろんだ」
 「今日は凄く感動した」
 「新しい君をもっともっと好きになった」
 「もう何処にも行かないで」

彼の言葉が嬉しすぎて目尻から水滴が止まらない。
今日が二人の新しい記念日。
私が変わった記念日。

私の人生の歯車はここでしっかり噛み合うの。
そう自分で決断して彼を強く抱きしめた。

 私
 「ねぇ・・お願いがあるの」
 「私ねぇ・・赤ちゃん欲しい」

私のお願いに嬉しそうな旦那。
コクリと頷いて更に強く抱きしめてくれて。
幸せ。

ここまでの道のりって全て私に原因があったかも。
完璧主義で回りを動かず事で自分を信じてた。
でも旦那は苦しかったんだよね。
ちょっとお痛しただけだよね。
そして私に振り回されて。
もう一度やり直します。

これからもよろしくお願いします。


終わり。
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無意識の中の意
これを読んでくれた方々は無意識の内に何か新しいものを自分の中に感じたい。
刺激を取り込みたいと思って官能小説のブログを開いたかもしれません。
最初に思ったことは新しいもの、刺激です。
そして行動はその人の性欲によりコントロールされるそうです。
SEXしたい訳では無いのですが、気が付いたらここに居たかも。
あまり意識していなかった貴方の目に止まってもらえて幸いです。
ありがとうございました。

書いていて、どうやってLibidoを伝えようかって悩みました。
私自身答えは無いです。
今後も意識して書いてみます。

次回作はシンクロニシティについて書いてみたいと思います。
ではでは。
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実体験を基に官能小説風に書いたり、架空設定で書いたりしてます。
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