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寂しかった子、かおり その4

次の日、会社に出勤して皆の衆の異変に気づく。
女の子衆がヒソヒソしている。

最初は「どうした?」と思ったが、友達のB子が質問してきた。
それで内容が理解できた。
B子
「貴方かおりと付き合ったの?」

意表をつかれた俺。
まだ正確な答えはもらってないが、否定する理由は無い。

「うっ、うん、一応・・たぶん・・」
B子
「えーーー!」
「あの子ヤリマンで有名よ!」
「大丈夫なの?」

「そんな事あまり関係無い」

B子は俺より一歳年上。
野良犬な俺と友達になれるだけあって、考え方は俺と近いエロ。
失礼かも知れないが、彼女もヤリマンの部類。
経験数は本人申告20~30人くらいだとか。

本人曰く
「私は誰にでも股を開く女じゃない!」
というプライドがあるらしい。
「なんでそんなに経験数があるんだ?」と聞いたら
「狙った男を落とすのが私の楽しみ(^^)」
そう言っていた。
(そっちの方がタチ悪い気がするぜ)

「B子、お前が人の事言えた義理か!」
B子
「失礼な!」
「かおりと一緒にしないで」
「あっちはヤリマン」
「私はプレイガールちゃん(^^)」

「はぁ?」
「違いが分からん」
B子
「もぅ、違いの分からない男ね(笑)」

「ギブアップ!」
「お前との会話は着いていけん」

ちなみにB子はゲスい。
裏の顔はエロ&ゲス。

B子
「あっちの方はどうだったのよ?」
「使いすぎでガバガバだった?」

「朝から変な事聞くんじゃねぇ」
「キツキツで良かったよ!」
B子
「グェッヘッヘッヘ・・(  ̄▽ ̄)」
「もうやっちゃったのね(。-∀-)」

「もちろん!」
「俺が付き合って手を出さない訳が無い!」
B子
「ネェネェ、どんなプレイだったの?」
「教えて・・( ̄¬ ̄)」

「だーーーー、よだれ出てるぞ!」
B子
「いいやん、二人の仲だし」

「じゃ今晩飲みながら話してやるから家来い」
B子
「うん、分かった」
「今晩遊びにいくから(^^)」
「楽しみにしてる・・ジュル( ̄¬ ̄)」

「あーーー、よだれ出てるぞ!」

結局かおり本人から付き合った的な言葉がでたのか?
それはそれで嬉しい。
仕事中かおりのことばかり考えて時間を過ごした。

夜になり、B子が家に来た。

これがまた大変な事にB子以外に男女合わせて8名くらい押し寄せてきた。
なんで?

あっけに取られる俺を見たB子が言う。
B子
「貴方に話を聞きに行くと言ったら皆着いてきちゃった」

どーしましょ・・

狭い部屋に全員詰める。
始まったのは宴会。
ゆっくり話すとか、そんな雰囲気ではない。

会も盛り上がり、酔って調子にのったB子が暴走。

布団に横たわり正常位の体位をしての発言。
B子
「昨日ここでしたんでしょ(  ̄▽ ̄)」
「ここで『ああーん、気持ち良いー』ってしてたんでしょ(。-∀-)」

周囲は爆笑(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)

B子続けて暴走。
B子
「ほら、おいで昨日の再現しよう」
「乗っておいで(  ̄▽ ̄)」
「カモーン(^^)」
正常位でカモンしている。

周囲は大爆笑(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)

俺は晒し者。

苦肉の策で答える。

「うるせぇ、今度二人っきりになったとき、いっぱい乗ってやる!」
「アヘアヘ言わせてやるからな」

皆爆笑から悪乗りに・・

一人の男が「じゃ俺が男役やる」と言い出し、B子の上にのっかった。
二人で腰を振りながら疑似SEXショースタート。
B子
「ああーん、うみ(俺)のチンコ大きい(笑)」
男役
「良いかぁ…良いんかぁ・・」
B子
「ああーん、うみ、最高(笑)」
男役
「おおお!! 俺も気持ち良い! イク!」

皆爆笑(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)

ここでB子の更なるゲス発動。
B子
「あっ!」
「ストップ、ちょっと待って」
男役に向かって発言。
B子
「あんた本当に立ってるでしょ?」(  ̄▽ ̄)
男役
「えええーー(汗)」
B子
「いっかい離れてごらんなさいよ」
「隠さないでよ!」

しぶしぶ男役が離れる。
皆の注目は彼の股間。
股間はズボンを押し上げて立派な富士山!

ぎゃはははは(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)
立ってるーー(全員爆笑)

B子
「げぇぇ、立ってる!!」
「あんた本当は私とやりたいの?」
「変態(笑)」

男役
・・赤面
全員大爆笑。

B子のやり方はいつもゲスい。
だが今回は男役くんのお陰で俺が晒し者にされずに済んだ。
ありがとうの意味を込めて俺から男役くんにトドメを刺す。

「お前誰でも良いんか(笑)」

全員大爆笑

悪のりの宴会だった。

お開きにして皆を見送る。
部屋のドアを閉めて一息着いた瞬間だった。

ピンポーン♪
ドアベルが鳴る。

誰だろ?
ドアを開けてびっくり( ; ゜Д゜)
B子が立っていた。
B子
「今日はごめん」
「こんなつもりじゃ無かったのに」

かしこまる彼女を迎え入れる。

飲み直そうそうと言う彼女。
時折「今日は本当にごめん」と挟んでいた。

彼女の性格の裏面。
反動が出ている。

彼女がゲスな行動をする理由。
自分をゲスに見せる事で、周囲からある種の注目を集める事ができるからだ。
今日の宴会がいい例。

しかし彼女はゲスな態度をとるたび「自分が誰かを傷つけていないか?」的な心配をしながら自虐の範囲でゲスな態度をとる。

時々迷惑かけたかもって感じると、反動が出て「ごめんなさい」を連発してくる。

俺は普段から友達で、彼女のエロもゲスも全部受け止めていた。
だから彼女からの信頼は厚く、何故謝っているのかが分からなかった。

少し飲んで落ち着いたB子が言う。
B子
「なんでかおりと付き合う事になったの?」

「何となく流れで」
B子
「本当にもうHしちゃったの」

「うん、まぁ、一応」

何故か沈黙の時間が過ぎた。

そしてB子が目の前の水割りを一気に飲み干し、ガタッとグラスをテーブルに置いた。

次の瞬間事件が起こった。
彼女が突然抱き付いて言う。
B子
「お願い、キスして・・」

びっくりして彼女の顔を見た時には既にキスのモーション。
俺は友達と思っていた子の行動に「えええ(*゜Q゜*)」と動揺したが、女性の精一杯の行動を邪険にしない性分。
とりあえず遠慮なく唇を重ねた。

そこからの彼女は凄かった。
強く抱きつき、頭をクシャクシャにかきむしってくる。
彼女から舌を差し込んできて、激しいディープキス。
何回もいとおしむ様に舌を絡めた。
けっこうな時間キスをしていた。

唇を離すと彼女は俺を逃がさないかの様に強くしがみつく。
耳元で囁いてきた。
B子
「なんであの子なんかと」
「お願い、抱いて・・」

想定外。
女の子からの求めは決して断らない主義の俺。
しかし友達から意外な形で。

ええぃ!
成るようになれ!

B子を押し倒し再度唇を奪う。
彼女は従順で可愛い女性になっていた。
唇から耳、うなじを時間をかけてユックリ愛撫していく。
B子
「ああ・・ああああ・・・」
吹き掛ける吐息一つ一つに敏感に反応するB子
服の上から小さめのオッパイを撫でまわす。
合わせるかの様に体を擦り寄せてくるB子。

感度の良い娘だ!

悦に浸る俺に一瞬の冷や水が入った(汗)

オッパイを触りながら、俺の頬が彼女の頬に触れた時だった。
冷たい!
彼女の頬に冷たいものが・・
「グスン(;_;)」と鼻をすする声。
・・・泣いてるのか?・・・

その瞬間B子は俺に強く抱きついてきて、決して顔を見せてはくれない。
今俺に出来ることは強く抱き返してあげるだけ。
お互い強く抱き合う。
まるで最後の別れの様に・・・

間を切るようにB子が呟いた。
B子
「大好きだった」

なんも答えてやれない俺。
出来ることは強く抱き締めるだけ。

少しの時間が過ぎた。
熱くなっていた彼女の体温も落ち着き、吐息も落ち着いて、お互い顔を見る余裕もできた。

ユックリと包容を解き、B子の顔を見つめる。
すぐさま涙の跡を拭いた彼女。
お互い空気と距離に耐えられず照れ笑い(〃^ー^〃)

お互いの距離を少し離してB子に伝える。

「ありがとう(^^)」

照れた様子の彼女。
B子
「なーんてね(〃^ー^〃)」
「どう? 私の男を落とすテク凄いでしょ(笑)」

彼女の精一杯の自虐的ギャグ。
いつもの様に受け止める。

「本当に参ったぜ」
「入れたい!って真剣に悩んだ」
B子
「ブー!」
「私に入れたかったら100万用意しな(笑)」

「100万!高!」
「出世払いでどう?(笑)」
B子
「残念でした」
「私、現金だけなんです(笑)」

ぎゃはははは・・・・(*≧∀≦*)o(*⌒O⌒)b

二人の空間は友達に戻り、自虐的にお互いを慰めあっていた。

そろそろ帰るというB子。
遅い時間だから送るという俺を「今日はいいから」という彼女。
強い拒否のもと、彼女を玄関で見送った。

B子とはこのあと友達の関係のまま続いた。
しかし二人きりで会うことはお互いしなかった。
たぶん何かが壊れる事が怖かったんだと思う。

本当の彼女は凄く優しい子。
彼女も母子家庭。
そのせいで小さい頃に虐めにあった経験を持つ。
中学の頃不良デビュー。
この時半強制的に初体験。
数人の前で公開処女喪失ショーみたいな感じらしい。
それからヤリマンのレッテルが貼られて多数と経験する。
普通なら精神崩壊するが、不良の世界は力が優劣を決める。
強い男に抱かれる=守ってもらえる→居場所が見つかる。
これまで虐めていた子たちも優しく接してくれる。
SEXが好きで数が増えたんじゃない。
生き残る方法だった。
しかしこの方法は社会に出て通用しなかった。
今では自分を貶める事で自分を表現する。
誰か受け止めてくれる人を探して。
心から安らぎをくれる人を探して・・


次の日出勤してB子と顔を会わす
「オッス!おはよう!」
お互いいつも通り。
良かった(ほっ=3)
胸を撫で下ろした。

そしてかおりと会った。
かおり
「昨日部屋の前まで行ったんだけど・・」
「楽しそうだったから邪魔しちゃダメかなって帰った(^^)」
俺(心の声)
〔えええーーー( ; ゜Д゜)〕
〔どこら辺で来てたの???〕
〔どれくらい知ってるの?〕
心の中で怯えつつ冷静を装いながら
「なーんだ、入ってくれば良かったのに」(汗)
と答えたんだ。

続く。

追伸

今回は会社内の狭い世界でおこる女性の性への心理を書きたいなぁって思って書いてます。
正確に伝えるのが難しい(>.<)
伝わってますか?
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( ̄ー ̄)

伝わってますよ~♪

B子ちゃんの心理もよくわかる。
うみさんモテモテやん♪

Re: ( ̄ー ̄)

いやいや、自分に都合よく書いてますが、実際は1勝9敗ぐらいの振られまくりですよ(笑)
コメントいただけてありがとうございます(*^_^*)
書いていく勇気もらってます。
ありがとう(*^_^*)

ふーん

わかりましたよ。なるほど、ねえ。
伝わりました。

Re: ふーん

うわー、妄想エロ係長さんご無沙汰してました。
コメントありがとうございます。
ずっと下記続けているんですね。
凄いです(^^)

私少しずつ書いていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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実体験を基に官能小説風に書いたり、架空設定で書いたりしてます。
ご意見ご感想いただけたら嬉しいです。
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