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JK綾の場合56、チャラいのは嫌い。

メイが愛ちゃんのチャラい友達共に反発しだしてる。

彼らの話しかけてくる言葉に全て否定の声を出し始めて。

奴らの俺たち良い大学に通ってるって発言に、「私のお兄ちゃんの学歴のほうが上」って言い返したり。
可愛いねって言葉に「可愛くないです」って反発したり。
どんどん空地が悪くなってきた。

そして奴らは焦ってきたのかピリピリし始める。

「今日は何しに来たの?」

はぁ?
今日は愛ちゃんに誘われてお茶しておしゃべりして、そんな予定だったのに突然そっちが混ざってきて。
こっちが貴様ら何しに来たのって感じだよ。
とりあえず愛ちゃんとお茶しに来ましたとだけ答えて。
そしたら奴らウルトラ解釈言い始める。

「だから俺達仲間はファミリー同然で、愛ちゃんの友達は俺達も友達」
「皆で盛り上げてあげようって来てあげたの」
「楽しい時間を過ごしたくない?」

いやいや、そんな事お願いしてないよ。
何なんだろう、この頭悪い奴ら。
いい歳した野郎どもが俺達ファミリーとか臆面もなく言ってるって・・

愛ちゃんこんなのにファミリーとか言われて恥ずかしくないの?
彼女を見てみると少しはにかんで、薄い笑顔に困ったような表情が混ざってる。
ここは彼女の顔もあるから少しおとなしめにして。
頃合い見て帰っちゃおう。
少し黙り込んで。
そしたら奴らは一緒に遊ぼうって。

「ねぇ、ここで話すだけじゃ俺達の良さは分からないと思うし」
「車もあるから皆で一緒にドライブ行こうよ」

ドライブのお誘い。
こんな初めて会うような人と一緒にドライブなんて行くわけないでしょ。
否定の意味で無言でいると、奴らはどんどん口説いてきて。

「夜景の綺麗な場所とか、夜でも楽しい場所とか連れてってあげるよ」
「そうだ、君ら女子校でしょ」
「出会いとか少ないと思うから、良かったら彼氏とかも紹介してあげる」

出たよ。
女子校生は出会いが少ないとか勝手に思ってるみたい。
彼氏に飢えてるとか思ってるのかなぁ?
バカじゃないの。
反応するのも嫌だから黙っておこう。

「君たち彼氏とか欲しくないの?」
「どうせ彼氏とかいないんでしょ?」

あっ!
なんかカチンって来た。
どうせ彼氏とかいないんでしょってどういう事?
もしかして私の事をもてないとか思ってる?
失礼な野郎。
黙って無視してやろう。

そう思ってたらメイが反発。

「残念ながら私も綾ちゃんも彼氏はいます」
「今は間に合ってます」

えええ・・
確かにいるけど・・
こんなところで言っちゃう?
メイの発言に驚く私。

メイの発言に焦る奴ら。
茶化すように発言し始める。

「またまた、嘘ついちゃって」
「本当にいるの?」
「どんな彼氏?」

発言のひとつひとつが失礼な奴ら!
嘘なんかついてないし、だいたい貴方達に関係のない事でしょ。
私達に彼氏がいる事なんて。
何も教えたくないから黙っておこう。

でもメイに火が着いたみたい。
また反発し始める。

「彼氏はお兄ちゃんの友達です」
「私も綾ちゃんもそうです」
「しっかりしててカッコイイんだから!」

た・・確かに・・
私の彼氏(お兄ちゃん)はメイの真兄の友達だよね・・
まぁ・・
メイの彼氏でもあるかも・・

メイ待って・・
こんな場所で私達の関係を言っちゃうの?
それはヤバいから辞めておこう。
私はドキドキしながら彼女の行動を見守る。

チャラい奴らは焦ったかのように質問してくる。

「へぇーそうなんだ・・」
「もう彼氏も居て男は必要ないって事ね」
「ふーん、でもその彼氏は楽しい?」
「毎晩楽しませてくれてる?」

なんだよ、変な質問してくるなよ。
毎晩楽しませてくれてるとか・・
初めて会うような子に変な質問すんな!

答えたくないから黙ってると奴ら調子に乗って発言する。

「へっへっへっ・・」
「毎晩楽しませてくれないの?」
「そりゃ寂しいね」
「俺達と居たら毎晩楽しませてあげるのに」

うげぇ・・気持ち悪い。
こんな気持ち悪いチャラ男に毎晩とか・・
うおぇ・・
少し想像して嗚咽が出るよ。
気持ち悪い。

さすがに我慢できなくなって私は発言。

「私帰る」

その言葉に焦ったのか、奴らが軟化してちょっと待ってって・・
でももう無理。
こんな奴らと一緒の空間にいるのは吐き気がして嫌。

私は自分達だけの飲食代金を置いたらメイの手を引いて席を立った。

奴らを尻目に店を出て、とにかく早く逃げなきゃ。
その思いで私とメイは急ぎ足で歩いて。

私達を応用に後から奴らが来る。
きゃっ!

奴らは逃げようとする私達の腕をつかんで。

「おらぁ、待てよ!」

なんなの。
私達はもう貴方達と話したくもないんだから!
一切関わりたくない。
もう口も聞きたくない。
触らないで!

そんな思いで掴まれた手を振り解いて。
気が付けば奴ら男共6人に囲まれてる。

怖い!
どうしよう・・
逃げられない。
そうだ、お兄ちゃん。
お兄ちゃんに助けてもらう。

私は急いでスマホを取り出しお兄ちゃんに連絡しようとして。

きゃっ!

手をつかまれて奴らにスマホを取られる。

「何するの、返して!」

言っても奴らはヘラヘラ笑ってるだけ。
どうしよう・・
誰か助けて・・

でも夜の暮れてファミレスの駐車場は人気も少なくて・・
怖いよ・・
誰か・・

私の目に映った愛ちゃんは申し訳ない感じでかしこまってて。

あんたのせいだから。
あんたのせいでこんな怖い思いしてるんだから。
恨んでやる。
めで睨み付けて訴える。

奴らはヘラヘラ笑いながら私達に近寄ってきて言ってくる。

「そんなに怖い顔するなよ」
「一緒に遊べば分かるよ」
「これから一緒に楽しもうぜ」

気持ち悪い!
薄汚いチャラ男に掛けられる気持ち悪い言葉。
悪寒がして鳥肌立って。
どうして良いか分からなくて。
とりあえず拒否を示すために反発。

「私達は帰るから」
「だからスマホ返して」

そしたら奴ら何って言ったと思う。
信じられない事を言ってきたの。

「いいのかなぁ?」
「俺達ファミリーだから、俺達の誰かを傷つけたりしたら全力で復習してやるからな」
「もし君たちが帰ったら、まず最初に愛ちゃんに報復」
「俺達を傷付けたって事で」

なにそれ?
私達が帰ったら愛ちゃんに報復?
バカじゃない。
やれば。
そもそも私達と愛ちゃんはそんなに友達じゃない。

少し黙ってると奴らは続けて話してくる。

「俺達見た目は普通だけど裏じゃ怖い人達と繋がってるんだぜ」
「君の家族に痛い思いをさせたくなかったら仲良くしようよ」
「悪い思いはさせないから」

本当に気持ち悪い奴らだ!
今度は脅しだよ。
こんな事になったのも全部愛ちゃんのせい。
怒りの感情を込めて愛ちゃんを睨み付けて。

「愛ちゃん、こんな事言ってるけど本当にこれで良いの?」
「これが貴方の望みだったの?」

言葉にして彼女に問いかける。
申し訳なさそうに下を向いて沈黙の愛ちゃん。
彼女は奴らのいいなり。
奴隷って表現は間違いないのね。

このチャラ男達に好きにされるくらいならここで少しでも抵抗したい。
私は自我の抑制が切れて、目の前のチャラ男の顔を思いっきりビンタ!

パシンッ!

暗闇に響き渡る音。
全員の間に緊張の空気が走る。

私は覚悟を決めた。
結果がどうなってもいい。
こんな奴らに好きにされるくらいなら、今ここで戦って死んだ方がまし!
素手での抵抗を決意。

でも女の柔腕に威力はない。

「やりやがったな!」

バキッ!

あがが!!
痛い!
私の顔に激痛が走った。

殴られた!

気が付いたら思いっきりグーパンチで殴られてた。
痛い。
痛すぎ・・
女の子だからグーパンチとか初めて感じる痛さ。

痛みに耐えかねて顔を押さえてる私に更なる激痛が走る。

ボスッ・・

うぐっ・・

お腹が・・
お腹に蹴りを入れられて・・
痛い・・
苦しい・・
息ができない・・

うずくまって悶絶してる私をメイが守るようにおおい被さる。

痛みに苦しんでる私に奴らは吐くように言ったの。

「女だからって優しくしてたらつけあがるんじゃねぇ」

なんなのこいつら・・
なんで私がこんな目に合わないといけないの・・
痛い・・
苦しい・・
誰か助けて・・

私が絶望の淵にいるとき、やっと奇跡のヒーローは現れてくれた。

バキッ!
ドスッ!
ボキッ、バキッ!

目の前のチャラ男が烈火のごとく叩きのめされる。
倒れこんだ奴に怒涛のケリが入れられる。

ドスッ、ドスッ、ドスッ

お兄ちゃん。
やっと来てくれた。
最後の希望の光が。
奴らをやっつけてくれる正義のヒーロー。

お兄ちゃん。
私は喜びのあまりに抱き着きたかった。
でもいつものお兄ちゃんと表情が違う。

倒れてるチャラ男を執拗に蹴りまくるお兄ちゃん。
死んじゃうよってくらいに蹴りまくる。
まるで鬼のような表情。
一歩も近づけない。
怖い鬼のお兄ちゃん。

チャラ男が本当に死ぬんじゃないかってくらい蹴ってて。
そのお兄ちゃんを止めるもう一人の男性。

「圭、それくらいで止めろ」
「本当に死ぬぞ」

あっ!
その人はお兄ちゃんの友達。
達ちゃん。
昔からのお兄ちゃんの親友で、私も知ってる人。

達ちゃんがお兄ちゃんを鎮める。
チャラ男への攻撃を止めたお兄ちゃんは、残りのチャラ男5名を見て。

「全員かかってこい!」

こっちはお兄ちゃんと達ちゃんの二人。
相手は5名。
大丈夫なの?
心配したけど結果はあっけなく終わった。

いやービックリしたよ。
男の本気の喧嘩。
初めて近くで見ました。

とにかくお兄ちゃんと達ちゃんが強い。
相手の5名が弱いのか?
力の差は私から見ても歴然。
お兄ちゃんのパンチと蹴りが面白いように入る。

そして初めて見たよ。
人が宙に舞う瞬間。
なんたって達ちゃんは身長が190㎝以上の巨人で筋肉マン。
そしてなんと柔道黒帯。
相手を捕まえて投げては地面に叩きつける。

凄い二人のおかげで戦いは5分しないで終了。

チャラ男共全員が地面に這いつくばって呻いてる。

ざまぁみろ。
奴らに顔面殴られた私はし返した気持ちでスッキリ。

鬼の形相のお兄ちゃんは奴らに言い放つ。

「お前らよくも俺の妹に手を出してくれたな」
「これだけじゃ終わらせないからな」
「全員免許書出せ」

全員から強制的に免許書とか学生所とか出させて、それをスマホで撮って。
そして最後に言い放つ。

「俺に文句があるなら何時でも来い」
「この町で鬼神丸って言えば悪い奴なら誰でも分かる」
「覚悟して来いよ」
「次は本当に殺すからな」

奴らはうずくまって唸りながら頷いて。
もう抵抗すらできない。

そういえば愛ちゃんは?
事の原因の愛ちゃんを見てみる。
彼女は目の前で起こった惨事に口を押えて唖然として立ちすくんで。

全てはこいつが原因。
私とメイはこいつに騙されてこんな目にあったの。
私、許せなくて彼女の頬を思いっきりビンタ。

バシンッ!
「こうなったのも全部貴方のせいだからね」

泣き崩れる彼女。
ごめんなさいって。
女の涙なんか信じてないんだから!
嘘な芝居なんて止めてどっか消えろ!
そう思ってたらお兄ちゃんから意外な言葉が。

「それから愛ちゃんだっけか・・」
「彼女は俺が連れて帰る」

えええ!!
なんで??
なんで彼女を連れて帰るの?
こんな奴放置しておけば良いんだよ。
なんで突然。

戸惑う私に聞こえたお兄ちゃんの説明。

「こいつら彼女を餌に友達をおびき寄せて売春させようとしてたんだよな」
「彼女は証人」
「これから警察のお世話になって彼女に証明してもらう」

そっか・・
でも連れて帰ってどこに泊めるの?
お家に返すの?
それだとまた直ぐこいつらの所に行っちゃわない?

そんな私の疑問をお兄ちゃんは解消してくれる。

「彼女は俺の家に泊める」
「そして明日一緒に警察に行って証明してもらう」
「お前等全員刑務所送りだから覚悟しておけよ」

そうか!
今日一日泊めて、明日警察で少女売春の告発してもらえば、奴らは全員逮捕!
さすがお兄ちゃん、頭良い!

そう言ってお兄ちゃんは愛ちゃんの手を引いて連れてきた。
意外に何の抵抗もしない愛ちゃん。
言われるがままに私達の所に来て、「ごめんなさい・・」って。
私は許した訳じゃないけど状況が状況で。
拒否できないまま彼女を我が陣営に受け入れて。

帰りは達ちゃんの車に全員乗って帰宅。
車中色々話して、家でも色々話して、そして涙して。
私は愛ちゃんを許すことにした。

続く。
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