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コンビニの店長を好きになり、その12、いよいよ結婚の儀式へ。

マヤがジョルト一家の元に泊まるようになって6日。
お陰様でマヤの龍神様の悪夢は消え、以前の様に仕事に取り組める。
変化が起きたのはジョルト君のお母さん。
毎晩龍神様のお世話をしてもらい・・毎朝疲れた表情。
「心配無いよ」
彼女の言葉は皆を安心させる為の偽り。
本当は毎晩の様に、何度も何回も絶頂させられ、身体も心も心身狼狽。
マヤはそう思った。

マヤ
 「お母さん、私の為に本当に申し訳ございません」
 「お体も心も凄くお疲れでしょう?」

気を使う私の言葉に明るく彼女は答える。

お母さん
 「心配しなくて良い、大丈夫」
 「旦那の前で違う者に毎晩何回もイカされるって」
 「そんな話、旦那に悪いでしょ」
 「だから辛い仕草を演じてるだけ」
 「本当は結構楽しんでるんだから」(*´~`*)

彼女の笑顔にマヤは一慮の安堵を覚えるもやはり心配。
このままこの状況が続くのは良くない。
早くジョルト君と結婚の儀式をして、全員普通の生活に戻してあげなきゃ。

明日は仕事も休み。
いよいよ儀式を決行する予定の日。

そんな決意をするマヤにお母さんはニヤニヤ薄ら笑いを浮かべ、マヤを虐めるかのように唆してくる。

お母さん
 「教えといてあげるけど、龍神様の性の強さっていうの?」
 「現実で言うと精力っていうの?」
 「これは宿る男性によって各々違うの」
 「ジョルトの龍神様は最高級よ」
 「言葉で表すと、巨根、絶倫、テクニシャン」
 「貴女が本当にジョルトと結婚したら毎晩大変かもね❤」
 「現実はどうか分からないけど」

お母さんは私を笑わす為に、敢えてエロい表現を使ってる。
絶対にそうだ!
私を笑わせて落ち着かせる為。
絶対にそうだと思う。
いや、そうあってもらいたい。
そうあってくれ・・

当日。

私とジョルト君一家で部屋に集まる。
その部屋は普段応接間として使われてるが、今日の為に全ての家具は運び出され、壁に神棚だけがある。
部屋の隅々にお札が貼られ、その側には現代的な電気ローソクが設置され、あたかもこれから儀式が執り行われる様相を呈している。
マヤとジョルトは寝間着のまま部屋の中央に座せられ、マヤには角隠しの様なかぶせ物が施され。
家族だけの空間の中心に、白衣装に扮したお父さんが立つ。

お父さん
 「それではこれよりジョルト・マヤの結婚の儀を執り行います」

暫くお父さんの呪文にも似たような説法が始まり、おごそかな雰囲気が過ぎ。
そしてお父さんが二人に確認。

お父さん
 「主ジョルトはマヤを妻と認め、この儀を龍神様に報告せよ」
 「妻マヤはジョルトを主と認め、この儀を龍神様に報告せよ」
 「そして、この二人の愛を神々の前に示せ」

二人
 「はい」

ここで儀式は終わるはずだった。
しかし場の空気に流されたのか、ジョルトはマヤの肩を抱き、彼女の目を見つめ、全てを覚悟した表情。
意を決して彼女を引きよせ、自らの唇を彼女の唇に合わせる様に・・
マヤもまんざらでなく、流されて彼の唇を受け入れる体制に・・
愛の伝達を・・
「ウォッホン!!」
お父さんの咳払い。

お父さん
 「これは形だけ」

残念そうなジョルト。
赤くなってクスッっとごまかし笑いのマヤ。

もっと堅苦しいと思っていた結婚の儀は、結構緩く穏和な儀式で終わった。
お父さん曰く。
「この儀式は二人の為に、親族の前で結婚を決意させる為に執り行う儀式」
「人間の為の儀式だから、そんなに強い意味はない」
「この後が大切」
意味深げな説明。
この後?
説明されていたけど、この後二人で床に入って、一晩を過ごす。

ゴクリ・・
唾を飲み込むジョルト。

ジョルト
 「ああ・・あの・・お父様」

一同びっくり。
ジョルトがお父様?
普段は親父って呼んでるのに?

ジョルト
 「あ・・あの・・今日の夜は・・」
 「俺・・マヤさんと・・一緒に・・」
 「ね・・ね・・寝て・・」
 「あっ、いや」
 「一緒にベットに入って・・良いの・・?」

緊張が絶頂のジョルト。
全員が彼の様子に笑いを禁じ得ない。
可愛すぎる仕草にマヤも赤面だけどクスッと笑ってしまう。
お父さんお母さんも言葉なく頷くだけ。
マヤもこれまでの説明や、先ほどの儀式のおかげで心は受け入れて。
ジョルトだけが完全に理解できていない。
これから行われる大人の儀式。
大人の階段を上る少年は、緊張で喉がカラッカラだった。

夜になり、いよいよ次の儀式が執り行われる。
契りの儀式。
夫婦二人が一緒の床に入り、一緒の夢を見て、一緒に精神世界で龍神に会う。
龍神の前で夫婦の交わりを見せて主が宣言。
「この女は私の妻になる」
「よってこれより龍神様に私の妻として見守って頂きたく事ここにご忠義致します」
これにより龍神はマヤをジョルトの妻と認め、今後は手を出さない。

これが事前にお父さんから説明されていた事。
二人が一緒に精神世界で龍神様に申請すれば、龍神様は今後マヤに手を出さない。
大人のマヤには理解できた。
ジョルトには・・
悩んでいる様子・・
というか・・夫婦の交わりが・・頭の中でAVに変換されて興奮。
鼻息が荒い。
いまからマヤさんと・・❤
これじゃ寝れるか心配だ。

興奮してるジョルトにお父さんが近寄る。
手にした飲み物を彼に渡し、飲むように勧め落ち着かせる。
お父さん
 「落ち着いてこれを飲め」
 「彼女を愛して優しい気持ちになれ」
 「Hな事を考えて興奮するより、彼女の目を見つめて念じろ」
 「心の中に愛してますって」
ジョルトは父の言葉に促され、渡された梅酒を飲んだ。

なんだこの飲み物は。
甘くて美味くて、そして俺の中に何か熱いものが込み上げてくる。
熱い。
まるで俺のマヤさんに対する愛の様だ。
最高の飲み物。
梅酒。
頭の中がぼーっとしてきて、目の前に居るマヤさんが一層美しく見える。
もうダメだ。
彼女が欲しい。
彼女の唇が・・
両親が見てるけど、そんなの知ったこっちゃない。
ジョルトはマヤの肩を抱き寄せ優しくハグ。
少し照れてるマヤ。
彼は彼女の照れる表情を覗きこみながら、優しくその唇に自分の唇を重ねる。
ちゅっ❤

両親もマヤも「あっ・・」と思ったが、この場の空気がやらせた行為。
誰もとがめない。
唇が離れ、マヤは嬉しいけど両親に見られながらのキスが恥ずかしすぎて・・
ついつい照れて下を向いてしまう(//∇//)
ジョルトは自分の思いが達成された幸せで頭の中がぽーっとして・・
目の焦点は合わずに天を仰いでた。

お父さん
 「おめでとう、さあ祝杯だ」

お父さんがジョルトに梅酒を注ぐ。
2杯、3杯と梅酒が進むジョルト。
やがて彼の目が虚ろになり、眠気を呈してきた。
こっくりこっくりと船をこぎ始める。
お父さんは彼の肩を担ぎ、彼を寝室へと運び、床の中に寝かせた。
そしてマヤに近づきお願いする。

お父さん
 「マヤさん、後はお願いします」
 「一晩一緒に寝てあげて下さい」
 「二人で精神世界に行くと思うのですが」
 「そこで二人の愛を示して下さい」
 「現実では何もなくて大丈夫」
 「よろしくお願いします」

マヤはお父さんに促され、ジョルトと一緒の床に。
お父さん夫婦は気を使ってくれて
「これから二人、朝まで出かけます」
「大丈夫だと思いますが、何かあったら電話ください」
と残して家を空けた。

マヤは今日の一日を通して思う。
マヤ
本当に素敵な家族。
お互いを愛し尊重して。
ジョルト君も素直で素敵で。
両親の前でキスされるなんてビックリ恥ずかしかった。
でも嬉しかった。
彼があと3歳年上だったら私本気になったかも。
良い一日。
これからなにが起こるか想像できないけど、きっと受け入れられる。
大好き。
ジョルト君とお父さんお母さん。

幸せに包まれマヤは次第に眠りに襲われる。
ゆっくり暮れていく視界。
いつしか宇宙の中に。
そこに裸のマヤが浮いている。
彼女の最高の美貌を表した形で。
普段の願いがこもったのか、胸も少しバストアップして。
以前と違うのは、そこにもう一人、筋肉隆々の凄くかっこいい男性が居る。
ジョルトだ。
まるでトップアスリートの様な体つきに、整った顔つきのイケ面で、しかしジョルトの面影は残ってる。
白い歯がキラりっと光る。
「ちょっと作りすぎ!」
マヤはそう思った。

続く。
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