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コンビニの店長を好きになり、その9、竜神様の霊障と意外な解決方法

従業員控え室で椅子に座ってる店長に詰めかける。

店長
 「あっ、ジョルト君、ここは・・」

店長が言うより先に、店長の目の前で土下座。


 「ごめんなさい店長」
 「俺が・・俺が・・馬鹿なばっかりに・・」

びっくりしてる。
突然押し込んで来て土下座なんて想定外のはず。
土下座してる俺に「どうしたの?」驚いてる様子だ。

店長
 「どうしたの、ジョルト君」
 「何かしたの」
 「土下座なんて止めて」

店長の静止を聞かず、親父から言われた事を伝える。


 「マヤさん、連絡先教えてください」
 「親父が治してくれるって」
 「悪夢を消してくれるって」
 「だから、連絡先教えて下さい」

内容に驚いてる店長。
「どうして知ってるの」って顔してる。


 「親父が言っていました」
 「俺には特別な神様が付いていて」
 「俺が女性に好意を持つと、その神様が悪さするって」
 「だから、治してくれるから」
 「お願いします」
 「連絡先教えて下さい」

涙ながらに訴える。
どうしよう的な、半分諦めた顔の店長。

店長
 「分かった」

店長は俺のスマホに連絡先を送ってくれた。

店長
 「別に病気の事と関係なく、ジョルト君の事嫌いじゃないから」
 「むしろ好きだよ」

突然の言葉に嬉しさとビックリと・・
なんて答えて良いか分からない俺。
啞然としてる俺に彼女が問いかけてくる。

店長
 「ジョルト君に着いてるる神様ってどんな話?」

彼女の質問に親父から教えられた事を全て答えた。
除霊師の家系である事。
龍神様が付いていて、その力を借りてる。
親父が付き合った女性は全員不幸に落とされた。
かーちゃんだけ特別。
女神様が着いてるらしい。
俺の霊障はどんどん酷くなるから、学校行かなくてもいい。
家族で田舎に帰ろう。
あそこなら安全に暮らせる。

全てを話し終えて店長の目を見る。
真剣に聞いてくれてる。
そして彼女がくれた答え。

店長
 「色々話してくれてありがとう」
 「でもね、私疲れているだけだから」
 「明日休みだし、病院行ってくるから」
 「だから心配しないでね」
 「お父さんにも伝えておいて」

優しくお断りされてしまった。
やっぱ龍神様とか霊障とか・・
誰も信じないよな。

店長は少し落ち込んだ俺に缶ジュースを用意してくれ。
店長
 「今日はありがとう」」
 「これ飲みながら帰りなさい」
 「また何時でもお店に来てね」

そう言って、俺を送り出した。

俺は自分のしでかした事に後悔しながら親父の帰宅を待った。
親父も仕事を早く切り上げて帰ってきてくれた。

事の内容を説明。
もう一度怒られる覚悟はしてた。
でも親父は怒らなかった。

親父が店長の電話番号に掛ける。

親父
 「あっ、店長さんですね、ジョルトの父親です」

いくらかの挨拶を交わし、本題に入る。

親父
 「息子からも聞いたと思います」
 「霊障の件なのですが」
 「改めて私が治してあげます」
 「悪夢は消してみせます」
 「信じていただけますでしょうか?」

そこからいくらかの会話が交わされ。

親父
 「そうですか」
 「わかりました、病院へ行くんですね」
 「もしそれで良くならなければ、もう一度ご連絡いただけないでしょうか?」
 「全ては我が家の責任です」
 「よろしくお願いいたします。」

そう言って電話を切った。

さすがに神様とか龍神様とか霊障とか・・
信じてくれなかったみたい・・

何もしてやれない・・
悔しい。

切ない顔をしてる俺に親父は言う。

親父
 「大丈夫だ」
 「必ずもう一度連絡が来る」
 「絶対に彼女から掛けてくる」
 「それまで待ってろ」

親父は分かってるかのよう言い放った。

マヤさん大丈夫かなぁ・・
心配だぁ・・
霊障ってどんな現象が出てるんだろう・・
龍神様が出てくるのかなぁ・・
魔法とか、炎の剣とか使うのかなぁ・・
戦うのかなぁ・・

ある意味平和な俺だった。

*********
ジョルト君ご一家が心配してくれたけど、龍神様とか信じてって言われても・・

きっと大丈夫だから。
私が疲れて不安定なだけ。
自分に言い聞かす。

それに今日は実家で泊まる。
お母さんの傍に寝かせてもらう。
多分それで安心。
そう考えて実家に到着。

一日の疲れを流して布団に。
お母さんと一緒だから安心。
だけど、金縛りは心配。
とりあえず金縛りにならない様に座って寝てみよ。

体育座りの苦しい体制だけど、段々と眠くなってきた。

ゆっくり夢の中に引き込まれた時。
私の体が宙に浮いた感触がして・・

あれ?
今日は見える・・
でも何だか違う・・
ここは夢の中。

私の体が宇宙の中に浮いてる。
そして何処からともなく、大きな・・
とても長くて大きい・・
蛇のような・・

その蛇のような物の頭がこちらにやって来る。
あっ!
り・・龍・・龍神様・・

 「待たせたな」
 「さぁ、今晩も禊じゃ」

竜神様の体から赤い光のような塊が出てきて、私を覆い包む。
そこから官能の禊が始まり・・
私は体が敏感になって・・
そして体育座りの体制のままで宙に浮いて・・
四方八方から侵略された。

何度も何回も絶頂を味合わされる。
心の声でお母さんに助けを求めても、気づいてもらえない。
私はお母さんの横で、龍神様に何回も絶頂を与えられた。

朝・・
やっぱり・・
私は座ったままの体制で漏らした様に布団を濡らしてた。
おまんこはクパァ・・って動いてる。
金縛りはなかったから体は痛くない。
でもこの現象から逃げられない事は確信できた。

龍神様・・
本当にいるのか・・

どうにも出来ない現象に涙が止まらない。
気づいた時にはスマホをもって電話を掛けてた。

pulululu・・
カチャ


 「あっ、ジョルト君のお父さんですか?」

私が頼れるものはジョルト君一家。
助けてください。

続く。
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