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小百合の場合(小説)その10

最初から読む→第一話「小百合の場合その1」


目が覚めると時間は夕方。
もう帰らないといけない時間。
彼は私の横で可愛い寝顔。
さっきまでの濃厚な時間を思い出し、少しヒリヒリしてる私のアソコの感覚。
そして膣内に残ってる精子の感覚。
う~ん・・満足(^^♪

彼は昨晩夜勤で眠いはず。
このまま少し寝かせて私はシャワーを浴びてこよう。
ゆっくりベットをおりてシャワー室へ。
一通り汗を流して一応膣内も清掃。
今はまだ妊娠すると困るしね。

簡単に綺麗にしてシャワー室のドアを出ると、もう彼は起きていた。
ベットに腰掛けテレビを見てる彼。
起こしちゃった。
いそいそと体を拭き彼の側に座り、少し甘えたくて肩に頭をのせてみる。
私の頭をナデナデしながら彼は言ったの。
 「凄く楽しくて気持ちよかったよ」(^^)
嬉しくて抱き着いちゃった。
少し恥ずかしいのもあったかな。
幸せ。

そろそろ出ないといけない時間。
彼から簡単な食事に誘われ、シャワーしてくる間に準備しておいてと承る。
ラジャー(^^ゞ
優しく気の利く彼の事を好きにならずにいられない。
服を着て、化粧を直して、彼の準備待ち。
彼もシャワーを終えて、素早く準備を終えて部屋を出ようとした瞬間。
彼に引き寄せられ、また優しいキス♡
最後の最後に心をトロトロにされて部屋を出た。

駅へ向かう帰り道。
彼が少し待っていてと、とあるビルの中に入り、5分ほどで戻って来た。
そして私に手渡した物。
 「もし良かったらこれ飲んでね」(^^)
モーニングアフターピル(事後避妊薬)。
実は私も持っている。
30歳までは子供作らないつもりだったから、一応家に常備してる。
でも彼の言葉に甘えていただく事にした。

簡単な食事という事でファミレスにより幾つかのお皿を注文。
しばしの間おしゃべりタイム。
 彼
 「本当に可愛くて良い子で良かった」
 「もちろんベッドの上でも最高だった」(^^)
キャー
言葉責め(〃▽〃)ポッ
 私
 「えー♡ 自信無かったけど、そんなに上手だった?」
私も最高だったって言いたかったけど、少し猫をかぶってみた(=^・・^=)ニャー
 彼
 「最後の大好きホールドとか、やられたなって感じ」
 「腰が壊れちゃうって思ったよ」(^^)
キャー♡
心の中で叫んでみる。
ファミレスじゃなかったらもう一回おねだりしてる。
私、結構エッチだったのね。

なんか自分の中で何かが解放されている。
彼と会えて良かった。

食事が運ばれ、口にしながら彼に少し質問。
 私
 「彼女とかいないのですか?」
 彼
 「彼女はいないよ」
やったー!
チャンス。
そして私の小さな希望を切る答えが・・
 彼
 「彼女は作らない主義なんだ」
えっ?
 彼
 「僕の仕事は性を売り物にした特殊な仕事だ」
 「過去に付き合った女性は全員僕の仕事のせいでおかしくなった」
 「たぶん女性にとって許せない仕事なんだろうね」
 「これから僕が彼女を作るときは、仕事を辞める時」
 「そう決めたのさ」

・・・・
理解しました。
納得しました。

そうだよね。
こんだけ優しくて、かっこいいし、お金もあるだろうし、もてない訳ないよね。
あえて自分から作らない様にする。
納得した。
でも・・でも・・
残念な気持ちは私の中で隠せない。
なんで私と会ってくれたの?
なんで抱いてくれたの?
優しくしてもらって、本当の自分が解放できて、嬉しかった。
なんにも言えなくて黙り込む私。

 彼
 「サーちゃんのこと好きになった」
 「だけど僕の仕事は君を苦しめる」
 「だから会いたい時に会えるお手軽な相手くらいに考えて」
 「僕で良かったら何時でも会えるよ」

彼の言葉が心に痛い。
セフレ宣言。
分かってる。
私を傷つけないようにしてるんでしょ。
分かってるって。
もうこの話は止めよう。

話題を変えて食事を終え、ファミレスを出た。

ファミレスのお会計も全て彼が出してくれた。
今日は交通費以外一切お金を使ってない。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった私。
なにかお返しがしたい。
そう思って彼に直接聞いてみた。
 私
 「今日は全部お金使わせちゃった」
 「なんかお返ししたい」
 「欲しいもの無い?」
そんな私の問いかけに彼は困った様子で
 彼
 「お金とか気にしないでいいけど」
 「そうだ、君の写真撮らせて」
 「特別な写真が欲しいな」(^^)

写真かぁ~
最近撮ってなかった。
おおおーし!
今日は気合入れていっぱい撮られてやるぞ!
二人で暗くなった公園に寄って写真撮影会決定。

公園の弱い街灯の下でお互いの写真をセルフィー(カシャ)
二人でくっついて(カシャ)
なんか弱い光が原因か、画像が少しぼやけているけど、なんとなく大人のカップルぽくて好きかも。
のってきた。

ついでにキスシーンも(カシャ)
忘れられない思い出にしてやれ!
服の胸元のボタンを外してブラ見せSexyショット(カシャ)
調子に乗ってスカートをギリギリまで捲って、少しだけパンツ出して(カシャ)

ここまで来ると自分が興奮しているのが分かる。
もう一回したい♡
今までと違う自分。

奥の暗闇にあるベンチで二人座ってSexyショットを見ながらキャッキャしながら彼の股間に手を伸ばし、ズボンの上からおチンチンをマッサージ。
びっくりした顔の彼(◎_◎;)
可愛い♡

そのまま彼の唇を奪っている私がいた。
レロレロレロ・・
はぁぁ・・はぁぁ・・
私の息遣いは荒くなって、唇を離した瞬間彼に抱き着き、耳元で囁いたの。
 私
 「もう一回欲しい」

もうこれで会えなくなるかもしれないって思って・・
最後に彼が欲しい。
 彼
 「ここで?」
すました様子でいるが、彼の鼓動がドキドキ伝わってくる。
あ~ん♡
可愛い。

彼のズボンのチャックを下ろし、あの大きなおチンチンを引っ張りだす。
遠慮せずにパクッ。
まだ早い時間だから街の音は響いている。

凄く緊張している彼。
なりふり構わない私。
ちゅぱちゅあぱ・・
彼のおチンチンを優しくフェラ。
弱点の亀頭の裏もレロレロ。
ムクムクムク・・
大きくなってきた。
先っぽからしょっぱい液が出ている。

レロレロレロレロ・・
 「ああああ・・」
彼の感じている声が漏れている。
嬉しい。
だけどまだイッちゃ嫌。

レロレロレロレロ・・
 「ああああ・・」
おチンチンがガチガチに硬くなってビクンッビクンッしはじめた。
これよ。
大きくなったこのおチンチン。
私のアソコに頂だい!
中に入れて!
おまんこの中に入れて!

イキそうな彼に、おあずけフェラ中止。
唖然としている彼の顔(◎_◎;)
見下ろす私。

依然街の音は響いている。
でも私はドキドキを通り越してゾクゾクしてる・・
人に見られているかもしれない・・
そう考えるとなんだか体の芯から熱いものを感じた。

時間はそんなに無い。
スカートの中に手を入れてパンツを脱いで、そして遠慮なく彼の股間にまたがる。
完全勃起した彼のおチンチンを自分のおまんこに誘導して、パックンチョ。
入ったぁ・・
あああ・・
気持ちいい♡

強引な対面座位の形。
彼は何もできない子供の様に私の胸に抱き着いて顔を埋めている。

ぁぁぁぁ・・・
声を堪えている姿が可愛い。
彼を犯しているみたいで凄く感じちゃう。

私も快感を堪えられず腰が勝手にグラインドし始めた。
くちょくちょくちょ・・
暗闇に淫靡な音が伝わる。

ぁぁぁぁ・・・ぁぁぁぁ・・・
二人声を殺しながら愛し合う。

くちょくちょくちょ・・
ぁぁぁぁ・・・ぁぁぁぁ・・・

 「もう・・もう・・ダメ・・出る・・出ちゃう・・」
可愛くなった彼の哀願する小声が。

 「私ももうイキそう・・」
 「お願い・・中に・・中に出して・・」
街中の公園で、おかしくなった私が露出して、男の人を犯している。
これだけで頭の中は真っ赤になっていて・・
爆発しそう・・
もう止まらない。
よりいっそう腰が早く動いてしまう。

ぐちょぐちょぐちょぐちょぐちょ・・・・・・・
あぁあぁあぁ・・あぁあぁあぁ・・

 「ダメ! 出る!!」

ぐちょぐちょぐちょぐちょぐちょ・・・・・・・
あぁあぁあぁ・・あぁあぁあぁ・・

 「来て!!」

ぐちょぐちょぐちょぐちょぐちょ・・・・・・・
あぁあぁあぁ・・あぁあぁあぁ・・

ブシュッ・・ドクンッ・・ドクンッ・・ドクンッ・・

あああぁぁぁ・・・
出てる・・
私の子宮に熱い精子が注がれてる・・
あああぁぁぁ・・・
気持ちいい・・♡

あ~あ。
彼を犯しちゃった。
子供の様に私の胸で埋もれてる。
これで彼の記憶に少しでも私の傷跡残せたかな?

胸から彼の顔を起こす。
私にいじめられたかの様な弱弱しい顔(´;ω;`)
繋がったままで強引にディープキス。
ブチュ♡
レロレロレロレロ・・
チュパッ・・
彼の顔は恍惚の顔に変化していた。
 私
 「どう?」
 「これで私のこと少しは記憶に残せた?」
言葉なく恍惚の表情でコクリッと頷く彼。

たぶん彼との関係はこれで終わるんだろうな。
でもこれしか女として彼の記憶に残す方法が思いつかなかった。
ゴメンね。

少し賢者タイムを過ごしていると街の音から何か響き渡る声がする。
 「キャッ!」

そうだ!
ここは公園だ!
ヤバァッ。
逃げなきゃ。

光よりも早くパンツを履き、彼もおチンチンを収めて。
二人で何事もなかったかの様に早歩きで公園を後にした。

駅まで送ってもらいながら。
 私
 「ゴメンね」
 「少し強引だったよね」
 彼
 「いや・・良かった」
 「なんか凄くて・・」
 「反応弱くて、こっちこそゴメン」
 私
 「私、聖さんの記憶に少しでも残れたかな?」
 彼
 「最高の記憶に残った」
 「とても素敵な女性だ」
 私
 「あははは・・」
 「少し照れちゃう」
 「私に惚れるなよ」
 彼
 「参った」
 「惚れちゃったかも・・」
 二人
 「あははは・・」

駅の改札で繋いでいた手を、口惜しい様に離し、バイバイして家路に向かった。

今日は一日で一生分のSEXをしたような・・
そんな気分。

帰りの新幹線の窓から見える暗闇にポツンポツンと光る民家の灯り。
あの中で皆SEXしているのかなぁ・・

SEXっていったい何なんだろう・・
男と女っていったい・・

彼が言っていたlibido
無意識の中の意。

私がSEXしたいって思っていたのかなぁ・・
最初はそんなつもりじゃなかった。
グチを聞いてもらえるだけで良かった。
でも彼と出会えて、そしてワクワクして・・
心のどこかでSEXしたいかもって思って・・
彼のリードも上手だから・・
こうなったのかなぁ・・

あんな強引なSEXも、あのプレイがしたいわけじゃなくて・・
彼を私のものにしたい思いが引き起こした事かも・・
何と無く分かってきた。

最初のきっかけは日常のちょっとした出来事。
行動を起こそうとした時から何かが起きる。
その瞬間、瞬間で無意識に自分の行動を決めている。

テレビに映る他人の服装を見て「可愛い服」と思った瞬間の次の思考は「服が欲しい」。
テレビと同じ服じゃなくてなんでもいい。
服じゃなくても、欲しいと思った思考が買い物につながる行動を起こす。

そう。
最初に何かを感じた時の思考が、結果の何をしたのかに繋がる。
何と無く分かった。

今日いっぱいSEXした事は、私が彼との出会いの瞬間で、かっこいいと思って、思考のどこかでエッチな事を考えて、彼のリードを受け入れて、この結果になった。

全ては私の責任。

今の私は過去の私が作った。

責任を放棄して、前の様にイライラしている私に戻りたくは無い。

旦那の浮気は許さないが、だからと言ってイライラして過ごす私は嫌だ。

怒るのも優しく過ごすのも私の思考次第。

私次第。

そう考えると、旦那への怒りはすぅーと消えていった。

聖さんありがとう。
感謝の気持ちで心があったかくなった私であった。


ピロリロリ~ン
アプリにメッセが入った。
聖さんだ♡
そう思ってアプリを開けると違った。
後輩男子君。
だよな。
聖さん今頃疲れて寝てるよね。
お疲れ様♡
なんて思いながらアプリを開けてみる。

 後輩男子君
 「小百合先輩、今度相談したいことが有って、少し時間もらえないでしょうか?」
 「美味しいお店を紹介するので食事しながら」
 「お願いします」

この前一回食事しただけなのに、もう仲良くなったつもりかな。
こういう後輩がいてもいいかな。
可愛いもんだ。
この子のおかげで聖さんと出会えた様なもんだしな。
よし、一肌脱いでやろう。
メッセを返す。

 私
 「分かった」
 「相談に応えられるか分らんけど、聞くだけなら」
 「美味しいお店、期待してるぞ」

 後輩男子君
 「ありがとうございます」
 「予約できたらまた報告しますね」

可愛いもんだ。
明日からまた何時もの私で行こう。
頑張ろう!

しかし一度動いた人生の歯車は簡単には止まらなかった。
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