ロリィなお話し。ナツキ(仮名)再会
ロリィなお話し。ナツキ(仮名)再会
この話しは過去の切ない思い出から5年後。
私が高校3年生の時のお話しです。
ナツキの事を知りたい方は「ロリィなお話し。ナツキ(仮名)」を参照下さい。
高校3年生の夏、俺の在籍していた高校の学園祭。
俺のクラスはオバケ屋敷を催した。
しかし・・クソ暑い日だった。
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焼き付ける太陽の下、オバケの格好なんかしてられるか!
そう思いながらドラキュラの衣装を着た俺。
入口で必死にお客様の勧誘に励んでいた。
まさかナツキと再会を果たすとは・・
この日は外部から知らない人が多数来る。
自分の姿なんか構っていられない。
相手の顔も良く見てない。
取り敢えず通行人全てに声を掛ける。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」
「我がクラスでは定番のオバケ屋敷をやってまーす」
「熱い日にピッタリ」
「是非来てください」
朝から昼過ぎまで必死に呼び込む。
暑さの余り意識が飛んできた。
あああ・・暑い・・
ダメだ、気が遠くなりそうだ。
通り行く人々が俺を見て笑っている気がする。
バカみたいだ。
このまま逃げてやろうかな・・
嫌気がさして、少しの時間ボーと立ち尽くす俺。
突然肩を叩かれる。
ポンポン
誰?
振り向くとそこにはセーラー服の少女が。
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(イメージです)
あれ・・誰だったっけ?
分らない。
暑さの中、俺の曖昧な記憶をたどる。
彼女から声を掛けられた。
「お兄ちゃん」
エッ(;゚Д゚)!
その声は・・「お兄ちゃん」・・あっ!!
ナツキ!!
過去の事件から5年くらいの時間が過ぎていた。
当時俺は中学1年。
彼女は小学4年。
可愛いおカッパ頭の少女だった彼女。
今は中学3年生になっているはずだ。
しかし全然印象が違う。
背も伸びて大人になってる。
髪は胸までのロング。
中学の制服(セーラー)を着ている。
顔も少しお化粧して、気が付かなかった。
「お兄ちゃん」と言ってくれなかったら、分らないくらいに変わっていた。
何より胸が大きくなってる。
制服越しでも「デカッ!」と分かるくらいに。
成長したなぁ・・
あの事件の後、彼女と絡む事が一切無かった。
道で彼女を見かけても罪の意識から声を掛ける事はなく、俺の記憶から薄れて行っていた子。
俺も中学卒業して、3才年下の子達と絡む機会は無い。
久しぶりに会った感動と、当時の切ない記憶、罪の意識が俺の頭の中を駆け巡っていた。
俺
「あー! ナツキ!!」
「久しぶり元気?」
言ってみた物の言葉が続かない。
ナツキも何て言って良いか分らない様子だ。
どうしよう(~_~;)
少しの間が過ぎてナツキが自分の飲みかけのジュースを俺に差し出す。
ナツキ
「お兄ちゃん、暑いでしょ」
「飲みかけで悪いけど、良かったら飲んで」
頂いたジュースに口を付け「ありがとう」と告げてあげた。
それを見てニコ(#^.^#)と笑顔の彼女。
ナツキ
「お兄ちゃんのクラスはオバケ屋敷やってるんだ?」
「楽しそう」
「後で見に行くね」
そう言って学園祭の中へと消えて行く。
一緒に来ていた彼女の友達が聴いている。
「ねぇねぇ、お兄ちゃんって本当のお兄ちゃん?」
「違うよ」
「えーウソー」
中学生らしい会話をしている。
人ごみの中に消えゆく彼女がバイバイして去っていった。
まるで友達に対して、またね・・と言っているみたい。
俺は嬉しさと罪の意識と恥ずかしさで思考停止状態。
呼び込みなんか止めだ。
クラスに戻る事にした。
そう、ナツキの「後で見に行くね」を期待して。
本音はもう一度話したかった。
続く。
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この話しは過去の切ない思い出から5年後。
私が高校3年生の時のお話しです。
ナツキの事を知りたい方は「ロリィなお話し。ナツキ(仮名)」を参照下さい。
高校3年生の夏、俺の在籍していた高校の学園祭。
俺のクラスはオバケ屋敷を催した。
しかし・・クソ暑い日だった。
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焼き付ける太陽の下、オバケの格好なんかしてられるか!
そう思いながらドラキュラの衣装を着た俺。
入口で必死にお客様の勧誘に励んでいた。
まさかナツキと再会を果たすとは・・
この日は外部から知らない人が多数来る。
自分の姿なんか構っていられない。
相手の顔も良く見てない。
取り敢えず通行人全てに声を掛ける。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」
「我がクラスでは定番のオバケ屋敷をやってまーす」
「熱い日にピッタリ」
「是非来てください」
朝から昼過ぎまで必死に呼び込む。
暑さの余り意識が飛んできた。
あああ・・暑い・・
ダメだ、気が遠くなりそうだ。
通り行く人々が俺を見て笑っている気がする。
バカみたいだ。
このまま逃げてやろうかな・・
嫌気がさして、少しの時間ボーと立ち尽くす俺。
突然肩を叩かれる。
ポンポン
誰?
振り向くとそこにはセーラー服の少女が。
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(イメージです)
あれ・・誰だったっけ?
分らない。
暑さの中、俺の曖昧な記憶をたどる。
彼女から声を掛けられた。
「お兄ちゃん」
エッ(;゚Д゚)!
その声は・・「お兄ちゃん」・・あっ!!
ナツキ!!
過去の事件から5年くらいの時間が過ぎていた。
当時俺は中学1年。
彼女は小学4年。
可愛いおカッパ頭の少女だった彼女。
今は中学3年生になっているはずだ。
しかし全然印象が違う。
背も伸びて大人になってる。
髪は胸までのロング。
中学の制服(セーラー)を着ている。
顔も少しお化粧して、気が付かなかった。
「お兄ちゃん」と言ってくれなかったら、分らないくらいに変わっていた。
何より胸が大きくなってる。
制服越しでも「デカッ!」と分かるくらいに。
成長したなぁ・・
あの事件の後、彼女と絡む事が一切無かった。
道で彼女を見かけても罪の意識から声を掛ける事はなく、俺の記憶から薄れて行っていた子。
俺も中学卒業して、3才年下の子達と絡む機会は無い。
久しぶりに会った感動と、当時の切ない記憶、罪の意識が俺の頭の中を駆け巡っていた。
俺
「あー! ナツキ!!」
「久しぶり元気?」
言ってみた物の言葉が続かない。
ナツキも何て言って良いか分らない様子だ。
どうしよう(~_~;)
少しの間が過ぎてナツキが自分の飲みかけのジュースを俺に差し出す。
ナツキ
「お兄ちゃん、暑いでしょ」
「飲みかけで悪いけど、良かったら飲んで」
頂いたジュースに口を付け「ありがとう」と告げてあげた。
それを見てニコ(#^.^#)と笑顔の彼女。
ナツキ
「お兄ちゃんのクラスはオバケ屋敷やってるんだ?」
「楽しそう」
「後で見に行くね」
そう言って学園祭の中へと消えて行く。
一緒に来ていた彼女の友達が聴いている。
「ねぇねぇ、お兄ちゃんって本当のお兄ちゃん?」
「違うよ」
「えーウソー」
中学生らしい会話をしている。
人ごみの中に消えゆく彼女がバイバイして去っていった。
まるで友達に対して、またね・・と言っているみたい。
俺は嬉しさと罪の意識と恥ずかしさで思考停止状態。
呼び込みなんか止めだ。
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そう、ナツキの「後で見に行くね」を期待して。
本音はもう一度話したかった。
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