コンビニの店長を好きになり、その5・・俺の体に異変が・・
か・・体が・・重い・・
苦しい・・
寝てた俺の体に突然の衝撃。
体がしびれてる?
少しちがう・・
全身の筋肉が膠着状態。
動かそうにも動かない・・
金縛り。
今まで噂は聞いていたけど、本当に体が動かない。
どうした俺?
噂じゃ幽霊なるものが悪さしてる・・みたいな。
でも俺、幽霊なんて信じてない。
そんな非科学的なものは存在しない・・はず。
頭の中で起きてる現象を確認。
全身の筋肉が緊張し、痙攣を起してる。
指一本動かない。
俺どうなるんだろう?
そしたら突然俺の耳に・・
いや・・違う。
そいつは俺の頭。
脳内に直接語り掛けてる。
「うううう・・」(鳴き声)
えええ・・
だれ?
なに・・
動かない体。
脳内に直接響く鳴き声。
だめだ・・
どうにもならない。
動きたい・・
何とかしてこの状況を脱したい。
俺の体の隅々までまで「動け!」と命令。
しかしどのパーツも、1ミリたりとも反応しない。
一体どうなっているのか?
体の隅々まで動かそうとして、やっと一か所だけ動くことが確認できた。
それは目。
まぶた。
まぶたは辛うじて開けられそう・・
でも・・
まぶたを開けて・・
もし目の前に・・居たら・・
幽霊とか信じてない。
だけどこの現象は怖い。
怖すぎる。
俺の中の葛藤と戦いながら決意。
よし。
まぶたを開くぞ。
覚悟を決めてまぶたに信号を送る。
「開け・・まぶた」
俺のまぶたはゆっくり薄目で見る程度に開かれ、そこにあるものを確認。
そして後悔した。
俺の上に誰かが乗っている・・
赤いドロドロした、煙をまとった様な光の塊。
そいつが俺の上にのしかかり、俺の顔を覗き込む様に見てる。
脳内に響く鳴き声。
「ううううう・・・」
動かない体。
自分の目で確認した正体不明物質。
だめだ・・
終わった。
たぶん俺、このまま死ぬんだ。
絶望から諦め。
俺の思考は抵抗を止めて、死を覚悟。
そして次の瞬間更なる驚き。
”パキーン!!”
脳内に風船の割れたような音が響き渡る。
同時に俺の体は脱力。
体ごと高い所から落ちていく感覚。
止まることなく深い暗闇の中に落ちていく・・
俺はこのまま死ぬんだ・・
諦めの感覚が俺を支配する。
そこからの記憶は一切ない。
気を失ってしまった様だ。
朝起きて気づく。
体中が痛い。
「痛てて・・」バキバキバキ・・
体中がバキバキ言ってる。
そして一番ぴっくりした事。
出しちゃってる・・
夢精・・
履いてたパンツもジャージも思いっきり白い液体でパリパリ。
えええ・・
昨日はマヤさんで3回もしたのに・・
しかし驚くことにその夢精の量は本人でもビックリするぐらい。
まるでコップ一杯の飲み物をこぼしたくらいある。
恥ずかしい。
昨日の出来事よりも、今ある現実。
夢精。
これだけは家族の誰にも見られたくない。
着替えるために体を動かそうとするが・・
痛てて・・
体がバキバキいって上手い事動かない。
全身筋肉痛で動けない体に何とか命令を出し、這いつくばる様に着替える。
しばらくして何とか少し動くようになった体で着換え、汚れた洗濯物を洗濯カゴに・・
もうこれで限界。
自分で洗うなんて無理。
恥ずかしいけど洗ってもらう。
俺は・・学校行かねば・・
ゲッソリした表情で何とか朝食を食べ、ガクガクする体に「動け!」と命令を出して何とか学校に行く準備を整えた。
玄関で靴を履きながらうなだれて。
「学校行くのよそうかな・・」
一人ブルーに浸ったその時。
ポンッ・・
俺の肩を叩く感触。
親父
「大丈夫か?」
えっ?
心配そうに俺を見てる親父。
後ろに洗濯物に出した、夢精で汚れたパンツとジャージを持ってるかーちゃん。
二人とも心配そうに見てる。
俺
「ああ・・大丈夫」
「少しクラクラするだけ」
気張ってみるが、明らかに元気のない声。
親父が異変に気付いた様子で俺に話しかける。
親父
「昨日寝てるとき何か有っただろ?」
あれ?
親父は分かってるの?
親父は俺の頭を軽く抱きしめながら、呟いた。
親父
「とうとう来てしまったか・・」
えっ?
どういう事??
「とうとう来てしまったか・・」って?
何が起きてるのか分からない。
親父は学校に行こうとしてる俺を引き留め、今日は休めと命令してくる。
かーちゃんは俺の汚れた洗濯物を抱きしめながらプルプル怯えてる。
かーちゃん・・
それだけは止めてくれ・・
自分の吐き出した夢精を抱きしめられるって・・
しかもかーちゃん・・
恥ずかしすぎて死ねる・・
俺は自分に起こった出来事よりも、かーちゃんが俺の汚れた洗濯物を抱きしめてる事に嫌悪感がして申し訳なかった。
続く。
苦しい・・
寝てた俺の体に突然の衝撃。
体がしびれてる?
少しちがう・・
全身の筋肉が膠着状態。
動かそうにも動かない・・
金縛り。
今まで噂は聞いていたけど、本当に体が動かない。
どうした俺?
噂じゃ幽霊なるものが悪さしてる・・みたいな。
でも俺、幽霊なんて信じてない。
そんな非科学的なものは存在しない・・はず。
頭の中で起きてる現象を確認。
全身の筋肉が緊張し、痙攣を起してる。
指一本動かない。
俺どうなるんだろう?
そしたら突然俺の耳に・・
いや・・違う。
そいつは俺の頭。
脳内に直接語り掛けてる。
「うううう・・」(鳴き声)
えええ・・
だれ?
なに・・
動かない体。
脳内に直接響く鳴き声。
だめだ・・
どうにもならない。
動きたい・・
何とかしてこの状況を脱したい。
俺の体の隅々までまで「動け!」と命令。
しかしどのパーツも、1ミリたりとも反応しない。
一体どうなっているのか?
体の隅々まで動かそうとして、やっと一か所だけ動くことが確認できた。
それは目。
まぶた。
まぶたは辛うじて開けられそう・・
でも・・
まぶたを開けて・・
もし目の前に・・居たら・・
幽霊とか信じてない。
だけどこの現象は怖い。
怖すぎる。
俺の中の葛藤と戦いながら決意。
よし。
まぶたを開くぞ。
覚悟を決めてまぶたに信号を送る。
「開け・・まぶた」
俺のまぶたはゆっくり薄目で見る程度に開かれ、そこにあるものを確認。
そして後悔した。
俺の上に誰かが乗っている・・
赤いドロドロした、煙をまとった様な光の塊。
そいつが俺の上にのしかかり、俺の顔を覗き込む様に見てる。
脳内に響く鳴き声。
「ううううう・・・」
動かない体。
自分の目で確認した正体不明物質。
だめだ・・
終わった。
たぶん俺、このまま死ぬんだ。
絶望から諦め。
俺の思考は抵抗を止めて、死を覚悟。
そして次の瞬間更なる驚き。
”パキーン!!”
脳内に風船の割れたような音が響き渡る。
同時に俺の体は脱力。
体ごと高い所から落ちていく感覚。
止まることなく深い暗闇の中に落ちていく・・
俺はこのまま死ぬんだ・・
諦めの感覚が俺を支配する。
そこからの記憶は一切ない。
気を失ってしまった様だ。
朝起きて気づく。
体中が痛い。
「痛てて・・」バキバキバキ・・
体中がバキバキ言ってる。
そして一番ぴっくりした事。
出しちゃってる・・
夢精・・
履いてたパンツもジャージも思いっきり白い液体でパリパリ。
えええ・・
昨日はマヤさんで3回もしたのに・・
しかし驚くことにその夢精の量は本人でもビックリするぐらい。
まるでコップ一杯の飲み物をこぼしたくらいある。
恥ずかしい。
昨日の出来事よりも、今ある現実。
夢精。
これだけは家族の誰にも見られたくない。
着替えるために体を動かそうとするが・・
痛てて・・
体がバキバキいって上手い事動かない。
全身筋肉痛で動けない体に何とか命令を出し、這いつくばる様に着替える。
しばらくして何とか少し動くようになった体で着換え、汚れた洗濯物を洗濯カゴに・・
もうこれで限界。
自分で洗うなんて無理。
恥ずかしいけど洗ってもらう。
俺は・・学校行かねば・・
ゲッソリした表情で何とか朝食を食べ、ガクガクする体に「動け!」と命令を出して何とか学校に行く準備を整えた。
玄関で靴を履きながらうなだれて。
「学校行くのよそうかな・・」
一人ブルーに浸ったその時。
ポンッ・・
俺の肩を叩く感触。
親父
「大丈夫か?」
えっ?
心配そうに俺を見てる親父。
後ろに洗濯物に出した、夢精で汚れたパンツとジャージを持ってるかーちゃん。
二人とも心配そうに見てる。
俺
「ああ・・大丈夫」
「少しクラクラするだけ」
気張ってみるが、明らかに元気のない声。
親父が異変に気付いた様子で俺に話しかける。
親父
「昨日寝てるとき何か有っただろ?」
あれ?
親父は分かってるの?
親父は俺の頭を軽く抱きしめながら、呟いた。
親父
「とうとう来てしまったか・・」
えっ?
どういう事??
「とうとう来てしまったか・・」って?
何が起きてるのか分からない。
親父は学校に行こうとしてる俺を引き留め、今日は休めと命令してくる。
かーちゃんは俺の汚れた洗濯物を抱きしめながらプルプル怯えてる。
かーちゃん・・
それだけは止めてくれ・・
自分の吐き出した夢精を抱きしめられるって・・
しかもかーちゃん・・
恥ずかしすぎて死ねる・・
俺は自分に起こった出来事よりも、かーちゃんが俺の汚れた洗濯物を抱きしめてる事に嫌悪感がして申し訳なかった。
続く。