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小百合の場合(小説)その12

最初から読む→第一話「小百合の場合その1」


聖さんから連絡こない(;_;)
切ない・・寂しい・・
忙しい人だと分かっていても、恋する乙女の心は止められない・・
もう乙女とかいう歳じゃないけどね。

少しだけでもコミュニケーションしたい。
アプリの画面とにらめっこしながら、こっちからメッセ入れようか悩む自分。
どうしようかなぁ・・
メッセしようかなぁ・・
でも何て入れたらいいのかなぁ・・
あっ!
そうだ!
後輩男子の事をネタにして、相談装ってメッセしたろ。
少しくらいヤキモチ焼いてくれるかな?

なんて思いながらメッセ。
 「聖さんげんきですか?」
 「実は今日は別の相談があって」
 「時間ある時に返信もらえたら嬉しいなぁ❤」
少し彼女気分(〃▽〃)

実際身体の関係もあったし、一日だけど楽しくすごしたし、少しわがまましても良いよね。
なんて思っていたら直ぐに返信あり。
えっ!
嬉しい。
 「今までメッセ出来なくてごめんね」
 「仕事忙しくて」
 「相談ってなに?」

えーえーえー・・・
仕事忙しかったの・・・
あのエッチな仕事がぁ・・・

彼の言っていた通り、もし彼の彼女になったら彼の仕事で気が狂いそう。
今更ながら思ってしまった。
・・・その事はいったん忘れよう。
確か用事って・・・思い出した。
後輩男子君の事だ。
とりあえず掴みとして
 「実は昨日職場の後輩男子君から食事のお誘いがあって」
 「別に食事だけならって事で受けたんだけど」
 「なんか本人盛り上がっている様で」
 「どうしたら良い?」
これでメッセを書いて送るだけ。
少しくらいヤキモチ焼いてちょうだい。
エイッ、ピッ!

返信有り。
 「今から少し電話で話せるかい?」
えっ、えっ、えっ・・
メッセでやり取りと思っていたから焦る(^^;
コンビニ行くとか言って家をそそくさと出て・・私、浮気してると実感。
罪悪感が少しと・・なぜかドキドキが止まらない。
こんな自分に嫌悪するのも少しある。
だけど聖さんと話したい。
声聞きたい。

家を出て直ぐ返信。
 「大丈夫だよ❤」

プルルル・・
来た!
ワンコで電話に出て私から最初に出た言葉。
 「やぁ~ん、聖さん❤」
 「声聞きたかった」
声聞けるだけで幸せ(づ ̄ ³ ̄)づ

 聖
 「僕もサーちゃんの声聞きたかったよ」
 「あの後、もう頭から君の事が消えない」(^∇^)
 私
 「私も❤」
 「ずっと思い出して、今何してるのかなぁって考えてた」
 聖
 「嬉しいよ」
 「あまり時間が無いから電話でごめんね」
 「ところで相談についての答えね」

あっ、忘れてた。
そうだそうだ、後輩男子君への対応の仕方だったよね。
どうでも良いけど一応。
とりあえずこれまでの経緯を簡単に説明。

 聖
 「サーちゃんの運命の歯車が回り始めたのさ」
 私
 「えっ、運命の歯車って?」
カウンセラーがそんな抽象的な事言うと思わなかった。

 聖
 「君が行動した瞬間に、君の周りは影響を受けて動いているのさ」
 「君には人を虜にして、周りを動かしてしまう力がある」
 「男子君は本人が意識してない内に君に惹かれてしまったんだよ」
 私
 「やっぱり私に好意があるのかなぁ?」
 聖
 「今はまだ本人も自覚してないよ」
 「無意識の内に自分で行動し、最善を尽くそうとしている」
 私
 「やっぱ断った方がいいのかなぁ?」
 「私28で男子君は23で・・私既婚者だし」
 聖
 「今は断るとか、そんな段階じゃないよ」
 「彼はまだそんな事意識してないと思う」
 「ただ、今後会う回数を重ねれば意識してくると思うけどね」
 私
 「それは困る」
 「私もう好きな人いるし」
 聖
 「ええ!」
 「それは旦那さん?」
 私
 「もうっバカ❤」
 「聖さんしかいないでしょ❤」
 聖
 「ゴメン、ゴメン」
 「嬉しいなぁ・・僕もだよ」
 私
 「うふふふ・・」
これよ!これ!
この会話がしたかったの(〃▽〃)

 聖
 「あっ、ゴメン」
 「時間無いからこれで切るね」
 「男子君の事は君次第」
 「断るなら早い段階で丁寧に」
 「そうでないなら覚悟して」
 私
 「分かった」(えーーーもう切っちゃうの)(´ε`;)

 聖
 「サーちゃんは自分でも知らない能力を持っていて、なんでも自分の思ったとおりに出来る力がある」
 「自分を信じてね」
 「大好きだよ」

電話は終わった。
切ない・・
本当は止めて欲しかった。
まぁ・・でも最初から男子君なんか相手にしないし。
約束の明日は、美味しい料理を堪能して適当に流して終わりにしよう。

声聞けて嬉しかった❤


続く。


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